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<< 産経新聞 「Dr.斎藤のニッポン健康診断」より >>
◆小泉首相 主権失認症 末期◆
いささか古い話で恐縮だが、六〇年、七〇年安保闘争のアメリカ大使館への抗議行動を思い出した。
デモ隊はアメリカ大使館に近寄るどころか、建物さえ見えないほどの規制を受けた。中国において日本大使館
が受けた国辱とは比べようもない。
日本人の抗議デモは、日本の警察によって規制された。言うまでもないことだが日本大使館には日本の主権が及ぶ。
アメリカ大使館が日本政府によって守られたように、国交のある中国政府は、日本の主権の及ぶ、中国の中の日本である
日本大使館を守る義務がある。
無論、中国の国民によって投石されることなどあってはならない。まさか、上海で虐殺があったと主張する中国から、
石ぐらいでガタガタ言うな、と開き直っているわけではあるまい。
安保闘争時のアメリカ大使館の塀の中には銃を装備した海兵隊員がいた。中国政府によって守られないのであれば、
自分の手で守らなければならない。
政府が、中国政府に申し入れをしようとしていることは、損害の賠償である。問題は賠償などではなく、
「なぜ日本大使館に対する暴挙を防がなかったのか」という、ただ一点だと思うのだが。それが国交であり、
国の態度だと断じたい。
今月の診断―「小泉純一郎首相 主権失認症 末期」。
平成17年5月26日 産経新聞掲載
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